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趣味の世界にはまったマイベスト10 

もし、「本棚に、絵本は10冊しか残してはいけません」と言われたとしたら、私が残す絵本ベスト10

  • 10冊?苦しいです。10冊なんて。
  • もう手に入らない絶版本を3冊選びました。 残りは好きな作家さんから、1冊づつ。
  • うーん、完全に趣味の世界になってますね。すみません。
  • 一般的なお勧めの絵本ではないので、読み飛ばしてください。
  • このページ 2018年

  •  本の名前 文 
     100万回生きたねこ
    佐野洋子
    講談社
    1400円
     ひみつだから
    ジョン・バーニンガム
    福本由美子訳
    岩崎書店
    1600円
    なにをたべたかわかる
    長新太
    絵本館
    1000円
    2003年初版
    2013年8冊
    多毛留
    米倉斉加年
    偕成社 1400円
    1976年初版 
    2014年44刷
    きゅうりさん あぶないよ
    スズキ コージ
    福音館書店
    800円
    1998年初版
    2012年7刷
     ちょっときて
    瀬川康男
    小学館
    1750円
    古本のみ
     はせがわくん きらいや
    長谷川集平
    手元のは
    すばる書房480円
    月刊絵本別冊
    昭和51年発行
    ですが、
    その後
    復刊ドットコムから
    1600円で出版されています
     まるをさがして
    大月ヒロ子 構成 文
    福音館書店
    2004年
    2017年
    古本のみ
    700円〜30000円
     丸と四角の世界

    ジャン・アッシュ
    さ・え・ら書房
    980円
    1975年初版
    1977年3刷

    2017年古本のみ
     まるのうた A・ランチャドラン
    たにかわしゅんたろう
    福音館書店
    550円
    1975年初版
    1976年2刷
    2017年古本のみ

100万回生きたねこ

やっぱり、はずせません。
恋と愛の違いを教えてくれます。

黒川伊保子さんの「感じることば」河出文庫630円のP108に、

私の9歳の息子に質問してみた。「あなたは寝る前に『ママがすき、愛しているよ』って、必ず両方言ってくれるでしょ?スキとアイシテルは、どう違うの?」
さりげなく振ったその質問は、けれど、その日の二つめの幸福な質問になった。
「スキは、好きでたまらない気持ち。アイシテルはね、ママにこれから多少の何かが起こっても、ずっと好きでいるというお約束」というのが、息子の答えだった。「多少の何かっていうのはね、たとえばおあばあさんになってしわしわになっても、ってことだよ。だから、百三十歳まで生きてね」

好きと愛の違い。

2017年秋、福岡の地下鉄の中のコマーシャルにあったセリフ。
「大人のたばこ養成講座」
大人が最後まできちんと始末すべきものは?
過去の過ち
吸殻
冷めた愛

え???これ見て、私、思いました。
「愛」は冷めないよ。冷めるのは「恋」。
コピーライターさん、日本語の使い方、違うのでないかな?
で、ある年配の男の人に
「さて質問です。
JTの大人のたばこ養成講座のキャチコピーです。
大人が最後まできちんと始末すべきものとして、三つが書いてありました。
1)過去の過ち
2)たばこの吸殻
3)冷めた 〇〇 
なんでしょう?」

と聞いたみました。
「スープ? あ、わかった、夫婦愛!」と即答。

うーん、JTのコピーライターさんは、正しかったんだ。

あれ?「愛」は冷めるんだ。
恋と愛の違い、わからなくなってきました。

「百万回生きたねこ」
これは、「愛」をテーマにした絵本だと、思います。

この本を、はずせない私は、まだ「愛させたいこども」です。
ちょっと、恥ずかしい。

きゅりさん あぶないよ


主人公は、きゅうりさん。
きゅうりさんが、歩いていこうとすると、「きゅうりさん そっちにいったら あぶないよ ねずみがでるから」って、くまさんから声がかかる。
また、歩いて行こうとすると、「きゅうりさん そっちにいったら あぶないよ ねずみがでるから」って、やぎさんから声がかかる。
止めるわけではなくて、あぶないよって、みんなが声をかけてくれて、少しづつ、何か身を護る物や、戦うものを、くれるんです。
「おおかみと7匹のこやぎ」のおかあさんは、「オオカミは怖いよ。絶対ドアを開けてはいけませんよ。」って、言う。女親って、「○○は悪い人」だから、ダメ。それでおしまいだったりしませんか?
いわゆる、「排除」です。
「きゅうりさんあぶないよ」は、男の子の冒険・人生を応援するには、こうしたらいいんだなって、教えてくれているように思いました。
メキシコの影響を受けた、独特の絵。スズキコージさん、「やみつき」になります。

多毛留


これは、テーマが重くて、説明できないし、文では説明できません。
覚悟して、お読みください。

まるをさがして


もう美術書です。こどもに美を伝えるって、こういう手があるのかと驚きました。
「まるのうた」「まるをさがして」を、どうか、出版社さん、ぜひ復刊して下さい。

ちょっときて


瀬川康男 小学館 1750円 古本のみ
瀬川康男氏の絵本が、大好きで、蒐集してしまいました。
「マイ瀬川康男先生絵本コレクション」の中から1冊を選ぶとなると、「ひな」か「ちょっときて」かで悩みました。
猫の絵本って形ですが、女の子の、ずるさ?本能?が、見事に、そしてきれいに描かれています。

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