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遠い日を思ってadult


遠い昔

  •  本の名前  出版社
    少年のころ
    ミヒャエル・ゾーヴァ絵
    那須田 淳文
    杉浦範茂 グックデザイン
    小峰書店 2,800円
    初版2005年


    少年のころ

    この本、絵本の中で、ご紹介していいのか、ちょっと迷います。
    挿し絵のきれいなエッセイ本という分類なのかもしてません。
    題の通り、少年の頃の思い出が詰まっています。

    幸せとは、叔父さんが言った。
    いとしい者たちがそばにいて、
    三度の食事にもさほど困らず、
    ときどき 
    太陽の下でまどろむ。
    それが幸せというものじゃないか。


    P58 「子どもの時間」より

    KOMME GLEICH WIEDER(またすぐにくる) というメッセージの描かれたガラスのボトルが海に一つ浮かんでいる。そんな広大な絵の横に、
    永遠のようでいて一瞬のうちにさっていくもの。でも失ったわけじゃない。
    目を閉じれば戻っていける不思議な時間。

    という文。
    大人の絵本として、美しく本棚を飾ってくれます。

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