悲しい本　

• マイケル・ローゼン作　クエンティン・ブレイク絵　谷川俊太郎　あかね書房　1400円
• 2004年初版　2015年14冊

逆縁という言葉。
１）仏語　悪行がかえって仏道ぶ入る機縁となること　
２）親が子の死をとむらったり、敵対していた者などのために仏事をすること　　
とgoo国語辞書にありました。
　
この「悲しい本」の主人公は、奥さんと息子さんのエディくんを亡くしました。
　
逆縁。子どもを失うという、言葉にすることのできない悲しみ。
そんな、耐えられない辛いことが、絵本になるなんて。

• Your Lone Journey　あなたのひとり旅

  
  M・B・ゴフスタイン　谷川俊太郎訳　現代企画室　1944円　2012年
  切ない。でも、残された人は、ひとり旅になります。
  大人の絵本もいいでしょ。

岸辺のふたり

• マイケル・デユドク・ドゥ・ヴィット
  うちだややこ訳
  くもん出版　1300円　2003年
• 
• 原題　Father and Daughter
• 訳者のことばから　
• 誰かを想うこと。
  永遠に満ちることのない現実がそこにある。
  たとえ、同じ血でつながろうと、肉体の違う人間同士が、生涯、なんの「振れ」もなく重なり続けることなんて、あり得ない。
  だからこそ、憧れはいつも、触れることはできないけれど、確かにそこにある蜃気楼のように、遠く近く漂うのだと思う。
  略

あの夏

ガブリエル・バルサン　作　もり　ひさし　1995年　2006年4刷

この表紙のくまさんが、ぼく。ねずみさんが、セレスティーヌです。

ーぼくと　セレスティーヌは、ふたりにとって　たいせつな　ひとを　なくしたのです。
ーそれは、たいへんやさしいひとで、セレスティーヌは　とてもかわいがられ、ぼくも　したしくしていました。
ぼくは　いま、これまでのことを　かきとめようとしています。そのはなしを、ぜひきいてください。

と、始まるお話です。

なみだ

細谷亮太　文　永井泰子　絵　1200円　2011年　ドン・ポスコ社

細谷亮太さんは、1948年生まれ。聖路加国際病院で、小児科の先生です。難病でお子さんを亡くした悲しみにくれる親御さんに、エールを送りたくて書かれた本だと思いました。

ふたりのねこ

ふたりのねこ　ヒグチユウコ　文章構成　畑　葉穂子　洋伝社　1200円　2014年

思い出した訪問

• エドワード・ゴーリー　　柴田元幸　訳　河出書房新書　1200円　2017年 初版

私はネコが嫌いだ。

私はネコが嫌いだ。　　よこただいすけ　つちや書店　1400円　2016年

十五年前　娘が子ネコを拾ってきた。で始まります。

わたくしのげぼく

わたしのげぼく　　　上野そら　作　くまくら珠美　絵　星雲社　1200円　2017年

モモ

モモ　おーなり由子　新潮社　1100円　1997年　1999年8刷
ペットのモモとの別れ、、。

おくりもの

おくりもの　公文みどり　玉川大学出版部　1400円　2009年

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