もう おふろからあがったら シャーリー
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作・絵:ジョン・バーニンガム 訳:あきのしょういちろう 出版社:童話館出版
- 発行日:1994年 ISBN:9784924938106
おふろに入っていた娘さんシャーリーが、さっき栓を抜いたバスタブのお湯が空になるまで、バスタブで遊んでいます。そのおふろ場の前の脱衣所で、あがってくるシャーリーを待ちながら洗面台を掃除しつつ、シャーリーとお話するお母さん。
「もう おふろからあがったら シャーリー」と話しかけます。
このわずか、数分、この数分間.
- お母さんは、シャーリーに、現実的なことをお話しています。
でも、シャーリーの心は、完全に空想?の世界に。
こどもって、そうじゃないですか。
大人になったら、忘れていますけど。
あの頃の自分には、もどれないけど,あるある!そうそう そうだったかも。
- 子育てに一生懸命で、しつけに一生懸命で、子どもの気持ちに気が付かないお母さんにお勧め。
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- ジョン・バーニンガム
「なみにきをつけてシャーリー」もいかが。
「なみにきをつけてシャーリー」について、赤木かん子氏は「明日も生きていこうと思える絵本101」2023年発行の中で、「これは1977年という早い段階で、積極的にいじめはしないものの、ネグレクトか的はずれで役にたっていない親を描いた本なのです。」と、解説しています。
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