本文へスキップ

反戦

反戦の絵本。
もっとも、小さいな子のを意識して書かれているのは、サルビルサではないかと思います、
文字も少し読める子には、「もっとおおきなたいほうを」
 

反戦の本は、悲しい。辛い。重い。
個人の家には重すぎるから、学校や図書館に、ぜひ置いてほしいと思います。

 本の名前 文 出版社 
サルビルサ
スズキコージ
架空社
1500円
1996年
2013年6刷
 オットー 戦火をくぐったテディベア
トミー・ウンゲラー
鏡哲生
評論社
1300円
2004年
2014年8刷

もっと おおきな たいほうを
二見正直
福音館書店
900円
2009年
2017年8刷
 なぜ あらそうの?
 ニコライ・ポポフ
BL出版
1300円
2000年
2015年6刷
文字のない絵本です
くろうまブランキー
伊東三郎再話
堀内誠一画
福音館書店
800円
1967年
2007年41刷
ぼくのこえがきこえますか
田島征三
童心社
1650円
2012年
2013年3刷
へいわってすてきだね

詩安里有生 
画長谷川義史
ブロンズ新社1400円
2014年
2017年24刷
 ぼくがラーメンをたべているとき

長谷川義史
教育画劇
1300円
2007年
2011年6刷
 おとうさんの ちず

ユリ・シュヴィッツ
さくまゆみこ訳
あすなろ書房
1500円
2009年
2015年11刷
おとなになれなかった弟たちに・・・・
米倉斉加年
偕成社1000円
1987年
2014年49刷
 まちんと

松谷みよ子
司修 絵
偕成社1200円
1978年
2013年42刷
おにたのぼうし

あまん きみこ
いわさきちひろ絵
ポプラ社1000円
1969年
2012年118刷 
 戦争が町にやってくる
ロマナ。ロマニーシン 作
アンドリー。レシヴ作
金原瑞人 訳
ブロンズ新車
1600円
2022年
 しあわせなときの地図
 フラン・ヌニュ文
ズザンナ・セレイ絵
宇野和美 訳
ほるぷ出版2020年
1400円
ローズ色の自転車
ジャンヌ・アシュベ
野坂悦子 訳
光村教育図書
2012年1400
 ここが家だ
ベン・シャーン絵
アーサー・ビナード文構成
集英社1600円
2006年
2015年12刷
せんそう
エリック・バトゥー作
石津ちひろ訳
ほるぷ出版
1400円
2003年
2004年2刷
 すみれ島

今西祐行 文
松永 禎郎 絵
偕成社1400円
1991年
2018年24刷
ちいちゃんのかげおくり
あまんきみこ
上野紀子絵
あかね書房1300円
1982年
2015年76刷
アンナの赤いオーバー

ハリエット・ジィーフェルトぶん
アニタ・ローベルえ
松川真弓やく
評論社
1990年
1991年2刷
 チロヌップのきつね

たかはし ひろゆき
金の星社1200円
1972年
2000年115刷
かわいそうな ぞう
つちや ゆきお
たけべ もといちろう え
金の星社1100円
1970年
2015年176刷
たけのこごはん
大島渚 文
伊藤秀男 絵
ポプラ社1300円
2015年 
おしっこぼうや
ウラジーミル・ラドゥンスキー作
木坂涼訳
セーラー出版
1500円
2003年 
 風が吹くとき

レイモンド・ブリッグズさく
さくまゆみこやく
あすなろ書房
1600円
1998年
2013年15刷
 木を植えた男
ジャン・ジオノ原作
フレデリック・バック絵
寺岡襄訳
あすなろ書房 
1600円
1989年
2014年73刷
エリカ
ルース・バンダー・ジー文
ロベルト・インノチェンティ絵
柳田邦男訳
講談社1500円
2004年
2008年10刷
せかいいち うつくしい ぼくの村
小林 豊
ポプラ社1200円
1995年
2011年19刷
いわたくんちのおばあちゃん
天野夏美
はまのゆか
主婦の友社
平成18年
令和1年
 字のないはがき
向田邦子原作
角田光代文
西加奈子絵
小学館1500円
2019年
かえるの平家ものがたり 日野十成
斎藤隆夫 絵
福音館書店
2002年
かえるの竹取ものがたり 俵万智
斎藤隆夫絵
福音館書店1800円
2014年
戦国時代の村の生活  勝俣鎮夫 文
宮下実 絵
岩波書店
1600円
1988年
 耳なし芳一
小泉八雲 原作
船木裕文
さいとうよしみ絵
小学館
1400円
2006年
 一つの花
今西祐行 文
鈴木義治 絵
ポプラ社
1975年
2012年47刷
 キーウの月
 ジャンニ・ロダーリ作 
ベアトリーチェ・アレマーニャ絵
内田洋子 訳
講談社
1200円
2022年
 すなはまのバレリーナ
川島京子 文 ささめやゆき 絵 のら書房 1600円 2022年

人種差別

戦争がもたらす人種差別。人種差別が生む戦争。

多毛留 
米倉斉加年
偕成社
1400円
1976年
2014年44刷
 オットー
戦火をくぐったテディベア
トミー・ウンゲラー
鏡哲生 訳
評論社
1300円
2004年
2014年8刷
 わたしが外人だったころ
鶴見俊輔文
佐々木マキ絵
福音館書店
1300円
1995年
2015年
 かべ
鉄のカーテンのむこうに育って

ピーター・シス
福本友美子訳
BL出版
1600円
2010年
ひでちゃんとよばないで
おぼまこと
小峰書店1400円
2003年
2004年2刷
 石たちの声がきこえる

マーグリート・ルアーズ作
ニザール・アリー・バドル絵
前田君江訳
新日本出版社
1500円
2018年
  鈴木ももる 文 絵 あすなろ書店 
1500円 
2022年

サルビルサ


スズキコージさんが、戦争のむなしさを、うまく表現しています。
戦争ってこういうこと?小さな子にもわかる、反戦本。

しあわせなときの地図


生まれてからずっと、この町で暮らしてきたソエ。
でも戦争のせいで、おもいでがいっぱいあるこの町を、出なければならなくなったソエ。
家族と町から逃げる前の晩、つくえに地図をひろげて、楽しいことがいっぱいあった場所にしるしをつけてみました。

美しい絵の中に、戦争のかなしさ、理不尽さ、そして希望がせつせつと描かれています。

なぜ あらそうの?


きれいな絵本です。
きれいな花があっただけなのに、、。

作者は、ロシアのサラトフ州で1938年に生まれています。
小さな頃、自分の町が戦争の中に。

作者のことばから
 私は子どもたちに、戦争がなんの意味もないことを、人はくだらないあらそうの輪のなかにかんたんにまきこまれてしまうことを知ってほしいとと思い、この本をつくりました。本を読んだ子どもたちが、将来平和のために何かできるかもしれません。
そして、こどもだけでなく、大人にもあらそうことのおろかさをもう一度考えてほしいと思います。

もっと おおきな たいほうを


二見正直 福音館書店 900円 2009年 2017年8刷
読後感が暗いのが嫌な人には、反戦の絵本として、この本はいかがでしょう。

せかいいち うつくしい ぼくの村


小林 豊 ポプラ社 1200円 1995年 2011年19刷
日本人である 小林豊氏は1970年台から1980年初めに、たびたび中東・アジアを訪れて、見てきたことから描いた絵本です。
ほかに、著書「なぜ 戦争がおわらないのかーぼくがアフガニスタンでみたことー」ポプラ社のがあります。

多毛留



米倉斉加年 偕成社 1400円 1976年 2014年44刷
絵の美しさと、あまりの衝撃的な内容に、忘れらなくて、大事にしている絵本です。
こども達に読んでもらいたいけれども、家庭で買って読むには、インパクトが強すぎる心配があります。
学校や図書館から借りて、ぜひ読んでほしい本です。

石たちの声がきこえる



マーグリート・ルアーズ作 ニザール・アリー・バドル絵 前田君江訳  新日本出版社 1500円  2018年
シリア人のニザール・アリー・バトルが、石で表現したアート作品。
そこには、並べた石で表現された人々の表情、感情。
FACEBOOK、偶然この不思議な世界に心を奪われたマーグリード・ルアーズが、ストーリーを書き、ニザール・アリー・バトルと、また多くの人の協力での協力で本になりました。

あとがきから      作者 マーグリード・ルアーズ
恐ろしい戦争のために自分の国を逃げ出さなければ多くの人たちのことを知るきっかけになってくれたらと思っている。
そして、平和と、人を思いやること、人と人とが助け合うことの意味を伝えるものとなってくれたら、このうえない喜びである。
対象は小学生中学年いじょうでしょうか。

戦争せんそうが 町まちにやってきた

  • ロマナ・ロマニーシン作 アンドリー・レシヴ作 金原瑞人訳
 ウクライナの作家による絵本で、2015年に発刊されました。
 2022年、和訳され、ブロンズ新社から発行されました。

 赤いひなげしの花は、1914年に始まった第1次世界大戦で亡くなった人びとを忘れないためのシンボルとして、世界的に知られているそうです。


すばはまのバレリーナ

  川島京子 文 ささめやゆき 絵 のら書房 1600円 2022年
  
日本にバレエを根付かせたエリアナ・バヴロバ先生。
エリアナ・バヴロバ先生は、ロシアから1919年に日本に亡命、1925年鎌倉の七里ガ浜に、バレエの学校を開きました。しかし、その後日本も、戦争に。
戦争に翻弄されながらも、バレエの伝導に一生をささげたエリアナ・バヴロバ先生。
 「バレエ」を伝えた先生と、エリアナ・バヴロバ先生から、橘秋子さん、そして秋子さんから教えを受けた阿佐美ちゃん。
 
 絵本は、阿佐美さんを主人公に、お話が進みます。
戦争という理不尽な、強力な時代の流れの中でも、バレエという芸術を、伝えること。
芸術は、戦争の中でも、生きていく力になることを、教えてくれる絵本です。

戦争をやめた人たち

  •  
  • 鈴木ももる 文 絵 あすなろ書店 1500円 2022年
  •  
  • 1914年クリスマス休戦。第一次世界大戦で、せめこむドイツ軍とむかえうつイギリス軍との最前線、12月24日の夜におこったことが、絵本になりました。

キーウの月

  • ジャンニ・ロダーリ作 ベアトリーチェ・アレマーニャ絵 内田洋子 訳 講談社
    1200円 2022年
  • ウクライナの救援のためイタリアからの緊急出版で、売り上げによる利益は、イタリア赤十字およびセーブ・ザ・チルドレンに寄付される とあります。
  • ジャンニ・ロダーリは1920年に生まれ、1980年に59才で亡くなっています。
  • ジャンニ・ロダーリの詩をもとに、ベアトリーチェ・アレマーニャ絵を描いてます。
  • イタリア語の原題では、「キエフの月」でしたが、「キーウの月」と、訳されました。
  • 子供への絵本というより、ドネーションと思って、お買い求め頂くと良いかなと思います。

目次

TOPへ  紹介本  おとなの絵本  こどもの絵本  本屋さんの紹介


information

20221021

番外編

[おちゃ時間に来たとら」の作者ジュディス・カー
による絵本
まだ手にしたことのない絵本なので、ご紹介できないため
番外編として本名だけご案内します