初版年度 手元の本の発行年度 | |
OLIVIA オリビア |
イアン・ファルコナー作 谷川俊太郎訳 あすなろ書房1300円 2001年初版 2003年 |
いやっ! |
トレーシー・コーデュロイ作 ティム・ワーンズ絵 三辺律子 訳 ブロンズ新社 1400円 |
いたずらかいじゅうはどこ? |
ハッチンスさく いぬいゆみこやく 偕成社 1991年初版1993年 |
ピエールとライオン |
モーリス・センダック じんぐうてるお 冨山房800円 1986年初版 2012年 |
だから |
ウィリアム・ビー たなかなおと やく セーラー出版1500円 2008年初版 |
うんちっち |
ステファニー・ブレイク ふしみみさを訳 あすなろ書房 1200円 2011年初版 2014年9刷 |
ちびちっち |
ステファニー・ブレイク作 ひしみみさを訳 あすなろ書房 1300円 2018年 |
ふうせんねこ |
せなけいこ 福音館書店 600円 1972年初版 2015年82刷 |
ねえ、どれがいい? |
ジョン・バーニンガム まつかわ まゆみ やく 評論社 1500円 1983年 初版 2010年 新版 2014年 新版6刷 |
またまた ねえ、どれがいい? |
ジョン・バーニンガム まつかわ まゆみ やく 評論社 1500円 2018年 初版 |
いやだいやだのスピンキー |
ウイリアム・スタイグ おがわえつこ訳 らんか社1500円 1989年 2013年8刷 |
だめよ、デイビッド! |
デイビッド・シャノン 小川仁央訳 評論社 1300円 |
デイビッドがやっちゃった! |
デイビッド・シャノン 小川仁央訳 評論社1300円 2004年 2010年9刷 |
デイビッドがっこうへいく |
デイビッド・シャノン 小川仁央訳 評論社 1300円 |
ガブリシ |
スズキコージ ブッキング 1600円 2008年 |
わるいことがしたい |
沢田耕太郎作 ミスミヨシコ絵 講談社 1400円 2012年 2013年5刷 |
OLIVIA オリビア
この表紙のこの子です。この真っ赤なワンピースのこぶたのオリビアちゃんです。なんでもじょうずらしいです。
ひとをへとへとにするのが、とくい。
じぶんまで へとへとにしてしまうくらい。
いますよ、います。
うちの子もそうだわって、おかあさん。オリビアを読んで笑って下さい。
「静かにしなさい」「もう何回もおなじことを言わすの。」「いいかげんにしなさい」と言って、元気な素晴らしい才能をひょっとしたら、つぶしているかも知れません。
才能って、こどもの時、わからないかもしてません。
社会の中で生きていくためのルールは伝えることは大切ですが、才能を見逃している?
いたずらかいじゅうヘイゼル君には、おばあちゃんがいます。今日は、ヘイゼル君を訪ねて遊びに来てくれました。
「わたしのせかい一(いち)わるいぼううやはいるかい?」
表紙の左端のかいじゅうがヘイゼル君です。
こどもって、いたうらをしまくりませんか?いたずらとわかってやっている場合と、周りが困ることんんてわかってなくて、いたずらになってしまう場合と。わかってやっているいたずらは、困ります。
これくらいはちゃめちゃなヘイゼル君を見たら、目の前のいたずら好きの子どもが、とてもかわいく見えてくるかもしれません。
かばのアーチーはとてもとてもかわいい子です。
「かわいいねえ」「本当にいいこだ!」「いつもにこにこ、ごきげん三dね!」とみんなにかわいがられています。
ところが、あるひ アーチーはあたらしいことばをおぼえました。それは……
いや!
世界が一変、あら、大変。お父さんとお母さんかばは、びっくりです。
お子さんが突然「いや!」を言い始めたときの驚き、覚えておられますか。
私の兄は5歳上で、私が突然、「いや!」を言い始めた日の事を、覚えていました。
それまでは、「あれ取って」、「あれ持ってきて」と、何を命令しても、「はーい」と動いていた妹が「いや!」を言い始めたからびっくり。やったね。
でも、5歳の差は大きかった。兄はすぐに次の手を考えました。「あれ取ってもってきて」「いや!」「じゃ、10読む間。10、9、8、7,6、5、4、」その瞬間、妹の私が、パーッと走って持ってきたそうです。残念。
かばのアーチーは、どのようになるのでしょうか。
主人公の男の子は。「ぼく しらない」しか言いません。ありませんか?こういう時期。
こっちが、もういや〜って、さらにイライラしちゃう。何年も前から、きっと子どもってそういうもので、そう言うんでしょうね。この手の絵本がいっぱいあるところをみると。
表紙の色、本の大きさ、手触り。すべて素敵です。インテリアのための絵本を集めたい方にも、お勧めです。
作者モーリス・センダックは。絵本業界では神です。保育士さんやプロの養育士さん(って誰?)、この絵本をまだご覧になられてない方、小さなかわいい本ですので、ぜひ1度ご覧下さいませ。
子どもって、年中さんから年長さんの頃、反抗的に、「だから」「それで」って、としか言わない時期に入りませんか。
いっときのことってわかっていても、腹がたつ。そりゃそうです。「だから」って、言われて、理由を言ったところで、「それで」で終わり。一生懸命に説明すればするほど、「だから」と「それで」の繰り返しになっちゃう。
そういう時期にお勧めの本です。
「だから」の主人公は、「だから」としか答えない男の子です。
この絵本、パパから、笑いと余裕をもって、読んであげて下さいませ。
男の子にとって、強いと思っている相手は、動物で言うと、ライオンとかトラとなんですね。
いらいらしながら子どもの相手するより、ちょっと笑顔になって、「大人の対応」ができるようになれるかもしれません。
みるからに、いたずらっこでしょう。このうさぎ。うさぎの子、シモンくんです。
このシモンくん。
いたずらのさかり。話す言葉はただひとつ。うんちっち。
そういう子どもに、いらいらしていても、負けちゃうし、疲れちゃう。
そこは、大人の余裕で、この本を。
さすが、せなけいこさん。
とてもちいさな子にも、持てる小さくて軽い絵本です。
おねこさんが ぷー
おこって ぷー
ふくれて ぷー
と、この表紙のように、だんだん、おねこさんの顔が膨らんでいきます。
せなけいこさんの絵本。
えー、どうなっちゃうんだろうって、そのまんま、最後のページが終わっちゃう。
読者まかせ。
読み終わって、えーーーって、まま。
おっと、あれって、終わっちゃうから、スリリングです。
子どもには、どう受け取られるのでしょうか。
結構多くのお子さんが好きです。せなけいこさんの絵本。
もう1冊
「いやだ いやだ」もいかが?