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2019年発刊の絵本から  

ねこぼん

  • はやしますみ 偕成社 2019年7月
  • おおきな みずうみのまんなかに
    ぽっかり うかんだ ちいさいしまは
    だれもしらない ねこのしま

    盆おどりを、力強い絵と関西弁で。ねこの世界で表現。

  • 1968年京都府宇治市生まれ。滋賀県近江八幡市在住。
  • 第10回ピンポイント絵本コンペで優秀賞受賞。
  • この関西弁は、京都なのか、滋賀滋賀なのか。
  • あんな ほんでな  という言葉は阿波弁にもあります。
  • 関西弁の絵本は少ないです。ほのぼのとした 言葉。関西弁 の絵本、久しぶりの発刊です。

とんでいったふうせんは

  • ジェシー・オリベロス文 ダナ・エウルテコッテ絵 落合恵子訳 絵本塾出版 2019年9月
  • ぼくは おとうとより おもいでという ふうせんを たくさんもっている。
  • 「この ふうせんは とびっきりのやつなんだ」
  • きょねんの ぼくのたんじょうび。そのおもいででつまった ふうせんをゆびさして ぼくは おとうとに いった。
  • と始まります。作者ジェシー・オリベロスさんの子供時代の思い出の風船の色は、ひまわり色。
  • 竜巻をおいかけ、森を駆けぬけ、おじいさんと釣りをした幸せの記憶がつまっているそう。
  • 祖父のアルツハイマー病発症をきっかけに、人生は試練はあるけれど希望に満ちていることを子供たちに伝えたい、この物語を書いたそうです。
  • デビュー作のこの絵本で、絵本テキスト部門賞であるゴールデン・カイト賞(2019年)を受賞されました。

しずかな みずうみ

  • 山崎優子 絵と文 至光社 2019年9月  1300円
  • 作者のあとがき より。
  • しずかなみずうみにちいさな舟を浮かべ、ぼんやり漂っているのは至福のときです。
  • 深く透きとおり、時の移ろいをそのまま映す湖は、身がすくむほどのとてつおなく大きななにかを 湛え、わたしをつつみます。その圧倒的な静寂を損なわないよう、いずかにしずかに舟をこぐうち、からだがほぐれ、自分のありようはあたりに溶け込んでいきます。
  • 生きているなあ。
  • いきていてよかったなあ。
  • ただそれだけのよここびが、からだじゅうに満ちてきます。
  • 幼いころからこんな感覚を知っていることは、おとなになってからそのひとをはげまし、たくましくすることも。子どもたちを育て終わった今、はっきりわかります。
  • みずうみは、遠い山の向こうです。
  • けれど日々のくらしも、生きるよろこびに気づかせてくれるさまざまにちゃんとつつまれています。
  • ふととおりすぎる風。日の光。月明かり。星空。波音。季節の香り、、、。
  • しずかなみずうみは だれのこころのなかにもそっと広がっているはずです。
  • 山崎優子

ねこのずかん

  • 大森裕子 今泉忠明 白泉社 1100円 2019年4月
  • 図書館のふしぎな時間

    • 福本友美子 作 たしろちさと 画 玉川大学出版社 2019年 1600円
    • 日本の誇る?国際子ども図書館への誘いです。

    おじいちゃんが のこしたものは

    • マイケル・モーパーゴ文 ジム・フィールド絵 佐藤見果夢訳 評論社 1600円 2019年

    あおい アヒル

    • さく リリア やく 前田まゆみ 主婦の友社 1300円 2019年10月  2021年3刷

おおかみさん いまなんじ

中山ひろたか 文 山村浩二 絵 学研プラス 1200円 2019年

ガンピーさんのサイ

ジョン・バーニンガム 作 谷川俊太郎 訳 BL出版 1500円 2019年

2019年に亡くなった大作家ジョン・バーニンガムの最後の作品となりました。

いろが みえるのは どうして?

  • キャサリン・パー作  ユリア・グウィリム絵 千葉茂樹訳  小学館 1760円  2019年12月

だいすきな先生へ

  • デボラ・ホプキンズ文 ナンシー・カーペンター絵 松川真弓やく評論社 1400円 2019年8月
  • 裏表紙から
  • ー今は大きくなった女の子が、先生にむけて書いた一つうの手紙。
  • 年をかさねても色あせない、先生とせいととのゆたかなつながりが 心をうつ絵本です。

ライオンになるには

  • エド・ヴィアーさく きたむらさとし やく  BL出版 1500円 2019年9月
  • きたむらさとしさんは自分でも絵本を描いてます。この絵本では、訳者さんです。 
  • 本文から
  • ただしい みちは ひとつじゃない 
  • みんな それぞれ、いろいろ あって いいはずだ。
  • だいじな ことがあるとすれば、それは、
  • きみは きみらしく、
  • ぼくは ぼくらしく 
  • と いうこと。
  • きたむらさとしさんの「ミリーのすてきなぼうし」でも、「あなたは、あなたのままでいい。」と子供たちを応援しています。
  • この本を空想の好きな人びとに、
  • そして自分自身でものを考える人にささげる
  • と最後のページの次にメッセージがあります。
  • パパといっしょ

  • スーシー 高橋久美子 やく トゥーヴァージンズ 1500円 2019年1月
  •  
  • パパと女の子の世界って、こんな愛にあふれている様に、思います。
  • 大好きなパパ! ご覧ください。
  • ころべばいいのに

  • ヨシタケシンスケ ブロンズ新社 1400円 2019年6月
  • インパクトのある題の本。
  • そしてこの表紙の 女の子の表情。前を歩く男の子。女の子の後ろの悪魔。
  • わたしには きらいなひとがいる。なんにんか いる。
  • どうして あんなこと いうんだろう。
  • じぶんがされたら イヤなこと、どうして ひとに できるんだろう。
  • みんな いしにつまずいて ころべばいいのに。
  • 衝撃的な始まり。でも、そこは絵本。人生訓的な絵本です。安心してお読みください。
  • おーい。こちら灯台

  • ソフィー・ブラックコールさく 山口文生やく 児童図書館 1600円 2019年6月
  • こんとん

  • 夢枕獏 文 松本大洋 絵 偕成社 1600円 2019年
  • 松本大洋さんの絵本に「かないくん」という絵本があります。
  • (「かないくん」は、谷川俊太郎氏の文に、絵を描いたもの。
  • クラスのかないくんが亡くなった、、、時の、私の気持ちを描いた絵本です)
  • この上の絵は、帯が付いての写真です。 帯を取ると、表紙は少しシンプルです。
  • いい絵本って、帯もいいでよね。
  • うまく、説明できなくて残念なのですが、まっすぐ子供の心に届く絵本だと思います。
  • 生きているのは なぜ だろう。

  • 池谷裕二 作 田島光二 絵 ほぼ日 1700年 2019年5月
  • 作者は優勝な、お子さんのいる脳の研究者です。大人向きの、脳に関する著書も多い方です。 1
  • そんな研究者が、子供たちに、「生きるってすばらしい」というメッセージを伝えたくて、絵本を出版。
  • 大人になった人はみな?、どうして生きる なんのために生きる?ともがき苦しんだときがあったと思います。
  • ちょっと壮大すぎて、難しすぎて、わたしにはピッタリ来なかったのですが、男の子とか、すんなりくるかもしれません。
  • ねむねむごろん

    たなか しん KADOKAWA 2019年4月初版 1000円

    みんなに やさしく

    パット・ズイトゥロウ・ミラーぶん ジェン・ヒルえ ドリアン・助川やく
  • イマジネーション・プラス 1600円 2019年5月
  • この表紙の左側の女の子が、主人公の女の子、右側の女の子がターシャです。
  • ターシャが、きのう、グレープジュースを こぼしました。
  • 教室で、みんなのいる中で、ターシャの新しい服が、グレープジュースで、紫に染まり、
  • みんなが、わらいました。
  • 主人公の女の子は、
  • わたしも わらっちゃいそうでした。
  • でも ママから いつも ひとに
  • やさしくしなさいと いわれています。
  • それを おもいだして
  • やさしくする きもちに なってみようと
  • おもいました。
  • と、始まります。
  • 漢字がなく、ひらがなだけの絵本です。
  • テーマは難しいですが、年長さんから、小学生低学年が対象でしょうか。
  • とかげのアンソニー

  • 小林博子 作・絵  星和書店 1200円 2019年
  • 認知症の方も ご家族の方々も ゆたかで あたたかい気持ちにつつまれながら 生活していけますように。
  • と、現役の医師が、絵本を描きました。
  • 漢字には、フリガナがあります。小学生以上、大人が対象でしょうか。

    にちにち らんらん

    tupera tupera 白泉社 1300円 2019年


    tupera tuperaさんの絵本が好きな方には、
    「木がずらり」ブロンズ新社 1400円 
    2011年初版 2019年6刷はいかが?

    いわゆる本の形ではなく、巻物状にぱらぱらと広がる形の絵本です。
    本のように開くこともできます。
    乱暴に本を扱う時期には、無理ですが、優しく扱えるようになったら、OK。

    虹のくじら

    大宮エリー 美術出版 2000円 2019年2月 

    大人向きの絵本でしょうか。絵にのせて、詩を書くという、手法で描かれたものです。
    大宮エリーさんの多彩な才能がこの本を、作りだしました。

    数字はわたしのことば


     シェリル・バードー文 バーバラ・マクリントック絵 福本友美子 訳
    ほるぷ出版 1600円 2019年
     
     1776年、パリで生まれたマリー・ソフィ・ジェルマンという女性が、数学者として成功するまでの苦労を、絵本にしたものです。
     18世紀、フランス革命の時代。ソフィが、19歳になるまで、政府は少なくても4回変わり、何千という人がギロチンにかけられて亡くなっていったそうです。
     その時代は、女の子は学校には行かず、家で教育を受けられるのも少数、賢い女性は、うわさの種になりました。
     ソフィが19歳になった頃、フランス革命もおさまり、外を出歩けるようになり、彼女は大学に行きたいと思いました。しかし女性の勉強を見てくれる教授は、一人もいませんでした。
     様々な苦労と努力の末、1816年ソフィは王立アカデミーで大賞を取り、この賞をもらった、最初の女性となりました。
     才能があっても、なかなか、世の中の人は受け入れてくれません。
     特に女性が、数学の世界で、家の外で、活躍することなど、認められていない時代です。

     才能が開花するためには、本人の努力ももちろんですが、子供の時に、「女の子が科学者になるなんて、無理に決まっているが、もうこの子には、好きなだけ数学の夢をみさせてやるしかないと、応援してくれた両親が必要です。

     才能を伸ばすのは、難しい。成功する人って、一握りですもの。
     でも、その資質や希望を親に認められ、応援されなければ、始まりません。
     
    文字も多く小学生向きでしょうか。
     

    はぐれくん、おおきなマルにであう


    シェル・シルヴァスタイン 村上春樹 訳 あすなろ書房 1500円 2019年11月
    原題は 「missing piece meet the big O」
    「ぼくを探しに」の原題が、「missinng piece」で、これは続編になります。

    訳者あとがきから
    ・・・
     最初の「ぼくを探しに」は、自分の足らない部分(かけら)を探しにいくマル(円形)のお話になっています。そしてこの続編「はぐれくん、大きなマルにであう」は、マルくんが通りかかるのを待っているかけら=はぐれくんのお話になっています。つまり表裏、一対の物語になっているわけです。
     どちらのお話にも共通しているのは、「自分はじゅうぶんではない」と主人公たちが考えていることです。マルくんは「自分には大事な一部が欠けている」と感じているし、はぐれくんは「自分はもっと大きな何かに含まれるべきだ」と感じています。そして一緒になるべき相手を見つけようと、どちらも懸命に努力します。でもなかなかうまく相手が見つかりません。やっと正しい相手が見つかったと思っても、いろいろあって結局うまくいきません。そおの努力をいわゆる「自分探し」ととらえることもできるでしょうし、自分を正しく理解し、受け入れてくれる他者の探索、ととらえることもできるでしょう。でもいすれにせよ、そういう相手は簡単には見つからないものです。僕らの人生においても、だいたい同じようなことが言えますよね。
     でも最後にはいろいろな経験を通して、マルくんもはぐれくんも、「大事なのはふさわしい相手(他者)を見つけることではなく、ふさわしい自分自身を見つけることなんだ」と悟ります。そうしてようやく心穏やかな、平和な境地に到達します。なんだか哲学的ですね。
    ・・・

    めをとじて みえるのは

    マック・バーネット 文 イザベル・アルスノーえ まつかわまゆみ やく
    児童図書館 1600円 2019年


    ベットに入っても眠れない女の子は、聞きます

    ねえ、パパ、どうして、うみって あおいの?

    まいばん、きみがねむると、さかなが ギターを とりだして かなしい うたを うたって。あおい なみだを ながすからさ。

    あめって、なあに?
    トビウオのなみだだよ。

    とお話は続きます。
    そして、最後は、定番の

    どうして ねなくちゃ いけないの?

    それに対するパパの答えが奮っています。お楽しみに。

    たいよう

    ステイシー・マカナルテイー原作 スティビー・ルイス絵 千葉茂樹訳
    小学館1400円  


    字のない はがき


    向田邦子原作 角田光代文 西加奈子絵 小学館1500円 2019年
    向田邦子氏のエッセイ「眠る盃」1979年講談社の中に載っている「字のないはがき」。

    作者の一番下の妹、和子さんのお話です。
    戦争が激しくなって、田舎に疎開する妹に、お父さんは、たくさんの葉書を持たせました。
    そして、元気な日は葉書にまるを書いてポストに入れなさいと言ったそうです。
    疎開という言葉。本の中で、
    そかいというのは、かぞくとはなれて、 ばうだんの おちてこない、とおい いなかで くらすこと
    と説明されています。

    反戦の絵本です。
    読んであげるなら、年中 年長さんくらいからから
    漢字はわずかで、フリガナもあります。
    自分で読むなら、小1くらいからでも。

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20201214