本文へスキップ

いじめ

いじめ

 本の名前 文 
 わたしのせいじゃない
せきにんについて

大型版もあります
レイフ・クリスチャン文
にもんじまさあき 訳
デイック・ステンベリ絵
岩崎書店900円
1996年2011年24刷
ポケットのたからもの
レベッカ・コーディル
(三木卓訳)
エバリン・ネス
リブリオ出版
1500円
 「ポケットのたからもの」 
絵本ではなく 児童書 になります。受け取り方によっては 少し異質と思える才能。それを いじめでつぶすか 伸ばすか は 周囲のおとなの力によると思います。子ども 学校や保育園や幼稚園の先生だけでなく、子どもの接する全てのおとなの人に お勧めします。
はせがわくん きらいや 
長谷川集平

手元のは
すばる書房480円
月刊絵本別冊
昭和51年発行
ですが、
その後
復刊ドットコムから
1600円で出版されています
猫の事務所
 
宮沢賢治
植垣歩子
ミキハウス
1500円
ふしぎなともだち
 
 たじまゆきひこ
くもん出版
1620円
やめろ スカタン
くすのきしげのり
羽尻利門
小学館
1400円
みんなからみえない ブライアン 
 トルディ・ラドウィッグ
パトリス・バートン 絵
さくまゆみこ 訳
くもん出版
1400円
 ふしぎなともだち
 たじまゆきひこ
くもん出版
1500円
 わたしのいもうと
  松谷みよ子
味戸ケイコ絵
偕成社1200円
1987年
2018年62刷
 へっちゃら君
 マーゴット・サンダーランド
ニッキー・アームストロング絵
森さち子訳
誠信書房1400円
 てるちゃんのかお
文 藤井輝明
絵 亀澤祐也
金の星社
2011年
1300円 
 しばてん
たしませいぞう
偕成社 1000円
1971年初版
2012年41冊

いじめと自閉

 「平成の時代は、人口が減っていく。新しい命が大事だ」と報道は言うのに、 
今の時代、一人一るが大事にされてなくて、 全てが「椅子取りゲーム」のような感じがしませんか?
受け入れてもらいたければ努力しろ、でなければ君の椅子はないよ。というかのようなの圧力。
存在そのものを 黙って受け止めてもらえない感覚がありませんか?
椅子取りゲームからくるいじめ。
さらに、自分と違うもの あるいは 自分より優れたものに対し、排除しようとする力、いじめ。

「自閉」
 最近、自閉という言 [自閉]っていうけど 相手の気持ちがわからないのではなく、相手の深層心理が見えすぎているような気がします。
 
 以前に古本屋さんで有名な東京の神保町の地下鉄の駅の改札口で、頭にアルミの四角い缶を、すっぽりと頭にかぶって歩いている男(たぶん)の人を見ました。服は黒い制服っぽいものを、着ていました。缶には穴が開いていて、きっと、中から外はよく見えるのでしょう。ぶつからずに、まったく普通に、カードで改札を通ってホームの方へ歩いていく姿を後ろから見ました。阿部公房の「箱男」? 周囲の人間から、彼の顔の表情、感情や様子は、見られないので、じっくり、本人は外の人間を観察できます。
 表情を見せず、よく周りを観察して、少し距離を周囲において対応している人を、周りの人が理解できず、ちょっと怖さも感じ、勝手に、「自閉」と命名し、勝手になんとかしてあげよう、(周囲の方が)怖いから勝手にその人の「アルミの缶」を外そうとしているよう、、、と思いました。

「コミショー」といじめ
「今の時代のある種のコミニケーション力」って、人が「郎党を組む」ための手段にすぎないのかも。
「今の時代のコミュニケーション」は 郎党を組んでマジョリテイになることで、それを得意とする人が、得意としない人をそのように、ただ「コミショー(コミニケーション障害)」と呼んでいるだけ?

 郎党を組むことのできる、「コミニケーション能力があると言われる」大多数のマジョリテイな人たちには、「自分におもねってこない」少数派の人が脅威なので、「コミショー」「マイノリティ」と呼んで、いじめる、、ように思います。

受け入れる力


「変光星」を書いた自閉的な森口奈緒美さんが こどものとき 転校し 短い期間ではあったそうですが通っていた 町立成瀬小学校。彼女は そこでは いじめは受けなかった と。
彼女は 転校の多い生活でした。他の小学校で いろいろ いじめを受けたそうです。
成瀬小学校は 新しい仲間を 受け入れる力のある 小学校だったようです。
その後、町立の成瀬小学校は、伊勢原市立成瀬小学校になりました。

伊勢原市に移住した私も、この市に、この市の人達に受け入れて頂き、感謝しています。この市に移住してきた多くの人たちから、この市の在の人達はオープンで優しいと聞きます。本当に、転入者に優しく、受け入れる力のある市だなと、思います。

コトバ     谷川俊太郎
コトバが怖い
誰かがこっちを向く
近づいてくる
何か言おうとする
何度も言われているコトバ
カラダは痛くない
傷もみえない

でもコトバが怖い
ココロの傷口がうずく
見えない血がにじむ
投げないで
もう投げつけないで
そのコトバ  
   2014年9月30日付け 朝日小学生新聞から

目次

TOPへ  紹介本  おとなの絵本  こどもの絵本  本屋さんの紹介


information

「いじめのある世界に生きる君たちへ」中央公論新社1200円。
絵本ではありませんが、子どもたちに向けて、精神科医の中井久夫先生の書かれた本です。
短い本で 小学生にもわかるように書かれています。挿し絵はいわせきちひろさんですが、中井久夫先生自身、絵がお上手でほかの本で挿し絵をも描いておられます。
この本を 子どもに接する おとなの人にも読んでいただき 「いじめ」を考えていければ。

中井久夫先生が挿し絵を書かれた 「小さな贈り物 傷ついたこころにより添って 村瀬嘉代子 創元社 1700円」も お勧めです。


20191019