「ミリーのすてきなぼうし」は、2016年度から、光村図書の国語の教科書(小学2年生)に載っているそうです。この話を、教科書に採用した人は、このお話の、「自分の持っているまだ気がついていないものに気づき、考え方ひとつで明日をより楽しく生きられる。そしてそれは、自分だけでなく、みんな」というところを伝えたいと、採用されたのだと思います。さすが、教科書を編む人。でも、教科書という、ページの制限の中では、素敵さ楽しさも、伝えきれません。どうしても半減しちゃうと、想像します。本全体から、部分を抜粋したら、それは抜粋された部分して、伝えられないから。
教科書に出てくる話を、先に読んでしまうと、教室での感動が減ってしまって、授業がつまんなくなってしまうので、先に与えるのも考えもの。でも教科書だけで、この話知ったつもりになってもらっては、とても残念。
教科書を使って授業をする先生、ぜひ、絵本(原本?)を、手に取ってくださいませ。
「このページ、絵本を使って授業したら、指導案や指導要綱なんて、要らない。読んだだけで、こどもにすべてが伝わる!」って思われると思います。
きたむらさとしさんのこの絵本、こどもたちを応援してる気持ちが、絵本にあふれてます。
きたむらさとしさんの絵本、お気に召された方、こどもの怒りを教えてくれる絵本、「ぼくはおこった」もどうぞ。
スペイン語でも出版されています。
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